尾道市因島土生町の因島南中3年谷中尚(なおき)君(15)が中学生相撲の全国大会へ広島県代表として出場する。今春まで同中の相撲部は1人。竹原市の相撲道場に通って力をつけた。
大会は8日に東京・国技館である第21回都道府県中学生相撲選手権と、18、19日に鳥取市である第40回全国中学校相撲選手権。
谷中君は6、7月にあったそれぞれの県予選で優勝と準優勝し、出場を決めた。昨年も出場したが、1回戦で敗退。「今年は最低でもベスト8」と中学生最後の夏に闘志を燃やす。
175センチ、130キロ。土生小6年の時、因島中庄町の熊箇原(くまがはら)八幡神社であった「わんぱく相撲因島場所」で優勝。
国技館での全国大会は4回戦まで勝ち進んだ。サッカーと柔道をしていたが、土生中(現因島南中)に進んでからは相撲一筋に打ち込む。
同中に相撲部はなかったが、1人部員のクラブとして認めてもらった。練習は竹原市の至誠会へ週2回通った。
水曜日は授業が終わると、船と列車を利用して通った。迎えと日曜日の送迎は、母親の歯科衛生士泰子さん(41)が車を運転した。
体力を生かした押しと右四つからの寄りが相撲の型。
高校相撲の有力校報徳学園(兵庫県西宮市)へ進む。谷中君は「強くなって相撲界に入りたい」と将来を見据える。
【写真説明】「ベスト8には残りたい」と闘志を燃やす谷中君
騙された貴様らが悪いっ!!(笑
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